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岐阜県の林道空間  松尾木曽谷林道

 《 林道空間No. : 116 》  (ほぼ全線走行)
 林道名称 : 松尾木曽谷林道 − Part 2 −
  走行年月日 : 2012年9月22日

加子母(かしも)地区の東側に連なる山並みの中を走る「松尾木曽谷林道」は今回で2度目の走行になります。  前回は「中腹林道」《林道空間No.:116》 として 「松尾木曽谷林道」、「小郷東木曽谷林道」、「大萱野林道」の3つの林道を一気に走行して紹介しましたが、 今回はそれぞれの林道に分けて紹介します。
今回は加子母地区の林道詳細地図を手に入れることが出来たため、その地図から事前に詳細の走行ルートを計画し、 加子母東部の林道を多く走行しました。  前回は#215 Surf Owner's Club. のメンバーさんと4台での走行でしたが、今回は単独での走行です。 まず最初は全長約 10km の「松尾木曽谷林道」です。
道の駅 花街道付知 (はなかいどうつけち)
前回同様、「道の駅 花街道付知」からのスタートです。
上の地図には無いですが、国道256号の@の地点から中津川方面へ 7km 南下した所にこの道の駅があります。
この道の駅は駐車場も広く、朝の時間帯であれば余裕で駐車出来ます。
天気も良さそうなので、先が楽しみ。
駐車場の脇にある看板には、ここの道の駅の説明等が書かれています。
国道256号は裏木曽街道と呼ばれているようです。
この区間は国道256号と国道257号の併用区間。
林道入り口
「松尾木曽谷林道」の入口です。
林道表示板等は一切ありません。 @
林道は、国道256号の直ぐ横の一段低い所に続いています。
路面は走り易い平坦な路面が続きます。
だんだんと国道256号との高低差が大きくなります。
右側には堰堤があり、溜まった水が神秘的な色に!?
入口から 400m 程進むと、並行していた国道256号から離れ、山の中へと向かいます。
早朝で陽が低いため、まだ薄暗い林に中を進みます。
路面は安定しています。
静かな林の中、路面を踏みしめる音だけが響き渡ります。
高度をぐんぐんと上げて行きます。
入口から 1.5km 程進むと、道が分岐しています。
左の「加子母」から来たので、真っ直ぐ進むと「松尾木曽谷林道」(中腹林道)、右に進むと国道256号に出て「付知」方面になります。  当然ここは直進します。
路面は所々に大きな石が敷き詰められていて、チョット走り難い感じ。
真っ直ぐ立った木が印象的。
この下あたりに「塞之神トンネル」が通っているハズ。
林道では良く見かける看板。
(治山(ちさん) : 山地災害や土砂の流出を防ぐために植林をして山を整備すること)
路面は全体的にモヒカン刈り状態ですが、所々で改修されたような場所があります。
入口から 3.8km の所で「外ヶ洞作業道」の分岐地点に出ます。 一見、どちらが本線なのか迷います。 A
良く見ると右側に「外ヶ洞作業道」の表示板があります。 A
前回は右側の「外ヶ洞作業道」に進みましたが、今回は左側の本線へ進みます。 A
更に 500m 程進むと、また分岐があります。
本線は直進になります。 B
左側が今走って来た道、右側は加子母の市外へ下る「東万賀林道」です。 B
「万賀」方面が「東万賀林道」、「木曽谷」方面が本線、「塞の神峠」方面が今来た道。 B
本線側には盛土されていますが、なぜかは不明!? B
安定したモヒカン刈りの路面が続きます。
荒れている箇所でもこの程度なので問題なく走れます。
先ほど分岐していた「外ヶ洞作業道」がここで合流します。
距離的には「外ヶ洞作業道」の方が近道になります。 C
林道では良く見かける小規模の崖崩れ。
時々、木の枝が路面に落ちたりしているので、踏んで車体下周りへ巻き込まないように注意。
路肩で存在を主張していたキノコ。
突然目の前に現れるアンテナ群。
眼下に広がる加子母の街並み。
「道の駅 加子母」が見えます。
「松尾木曽谷林道」の石柱林道表示。
注意して見ていないと気付かずに通過してしまいます。
このような立派な石柱林道表示を見るとなぜかワクワクしてしまいます。
山の中にひっそりと立っている石柱林道表示。
昭和59年ってことは何年前? 28年前ですね。
栗の実も落ちていました。
このようなモヒカン刈りの道を進みます。
路面は結構石がゴロゴロしていて、走行音が響き渡ります。
所々で西側の視界が開ける場所があります。
下界を見ながら先へ進みます。
今度はチョット大規模な崖崩れが!
今後、拡大しないことを祈りながら先へ進みます。
先に何やらオレンジの重機が!? 作業中?
通れれば良いのですが・・・!?
作業中ではありませんでした。 一安心。
何やら枯葉が低く垂れています。 ま、この程度なら問題なく通れます。
上の方では木が伐採されています。
伐採作業中の看板があります。
この日は祭日なので作業はやっていませんでした。
林道走行は日曜日か祭日にするのがベストです。
そうすれば林業や工事もお休みですので・・・
「木曽谷林道」の分岐点に到着。
写真の左側が「木曽谷林道」になります。 D
右側に延びている「木曽谷林道」はこんな感じ。 D
「木曽谷林道」の入口には木製の林道表示柱が立っています。 でも、林道名の文字が消えそう・・・ D
反対側には「東濃ひのき 天然更新 試験地」の表示があり、ヒノキが幻想的に並んでいます。 D
どのような試験なのかはわかりませんが・・・ D
この「松尾木曽谷林道」は全長約10kmの全てがダートの林道です。
この林道には作業道などの分岐が多くあり、詳細の地図&現在位置を把握しながら走行しないと迷う可能性が大です。
効率よく走行するには、詳細の地図を手に入れてから走行することをお勧めします。
危険な個所もなく、長距離のダート走行も楽しめるため、お勧めできる林道です。
次は初走行となる「木曽谷林道」の東部 《林道空間No.:117》 へ進みます。
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