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群馬県の林道空間  林道 北山本線

 《 林道空間No. : 252 》  (全区間走行)
 林道名称 : 林道 北山本線
  走行年月日 : 2022年11月4日

ここ「林道 北山本線」は完全に舗装された全長19.6kmの長距離林道です。
よくある基幹林道といった感じで綺麗に整備されているため、殆んど林道感を味うことが出来ない林道です。
今回の林道走行のルートで帰路になるルートを決める時に国道を走るよりは良いかなと思ったことと、途中に枝線となる林道が何本かあるようなので走行する事にしました。
国道145号から県道231号を北上し、3km程走った所に「林道 北山本線」の起点側の入口があります。 目印として左側に「東谷風穴(国指定史跡)」の案内板と菱形林道表示板が立っています。 @
入口はこのような感じで、綺麗な状態の菱形林道表示板と林道開設事業の石柱林道表示(昭和60年度)があります。 @
林道に入って直ぐはこのような感じの道が続きます。
入口から500m程進んだ所で分岐があります。直進すると入口に案内板のあった「東谷風穴」方面になり、この道は「林道 栃窪線」の終点側の入口だと思われます。 本線は右側。 A
分岐地点の様子。 ここにも林道開設事業の石柱林道表示(昭和61年度)がありますが、「林道 栃窪線」に関する林道表示は見当たりません。 A
先に進みます。
路面は綺麗に舗装されていますが、落葉が多く積み重なっている状態。 小雨が降っているのでスリップしそうな感じ。
起点から1kmと書かれた注意書併用林道表示板。 B
このような感じの道が続きます。
林道開設事業の石柱林道表示(平成5年度)。 C
舗装された綺麗な道が続きますが、対向車が来たら面倒そうな道幅。
起点から2.4kmの所にある注意書併用林道表示板。 文字が殆んど読めません。 D
岩がもろ出しの壁面。
起点から2.7km進んだ所に「林道 貫坂線」が分岐しています。 E
「林道 貫坂線」の入口は直ぐに急な下り坂になっているため、一見すると道が無いように見えますが、近づくと道が見えてそこに「林道 貫坂線」の菱形林道表示板が立っています。
こちら側が終点の「林道 貫坂線」を起点まで走行し、起点から折り返してここの終点まで戻って来てから「林道 北山本線」の続きを走行。

「林道 貫坂線」の詳細は 《林道空間No.:253》 を参照。
「林道 貫坂線」を走行して戻ってきました。
引き続き「林道 北山本線」を走行します。
突然道路を歩いているカモシカに遭遇! 車のスピード落として暫く静かについて行きましたが、こちらに気付くと道から逸れて林の中に消えていきました。
小さくて良くわかりませんが、道路右側のガードレールが途切れている盛り上がった所の上にカモシカがいます。
先へ進みます。
起点から約5km進んだ所に「林道 塩原線」が分岐しています。 F
こちら側が終点のようです。枯葉で覆われていますが、綺麗に舗装されているので走行せずにスルーします。 F
「林道 塩原線」の反対側にも道が分岐していますが、地図によるとここから数百mで行き止まりのようなのでスルーします。 F
「林道 塩原線」の終点地点から500m程の所に「瀧の下不動尊」があります。 右側に仏像が数体あり、近くに「落石・熊・マムシ注意」の看板が立っています。 G
帰ってから調べて見た所、その奥に徒歩で入っていくと「不動明王の龍」があり、その龍の前に不動明王が鎮座している事を知り、行けば良かったと後悔・・・。 事前調査不足でした。
上の右下の写真を拡大すると微かに不動明王の姿が確認できます。

「不動明王の龍」を4K画質でドローン撮影した動画を YouTube で見つけたのでリンクを張っておきます。
    https://www.youtube.com/watch?v=CsL09qH8xAs
所々で路面に落葉が積もっている場所があり、スリップに注意しながら進みます。
たまに見晴らしの良い区間があります。
晴れていたらもっと綺麗なのでしょうが、あいにくの小雨模様のため遠くまで見通せません。
このように同じような感じの道が続きます。
圧迫感のある区間。
岩のガードレール??
スリップ注意区間! かなりの量の落葉が積もっています。
丸太で組んだ珍しい作りの表示板。 (平成17年度)
このような感じの道が続きます。
林道表示板ではありませんが、このような形態の表示板があるとつい撮影してしまいます。 (平成10年度)
起点から8.5kmの地点で、右に道が分岐しています。 この少し手前には左側から下ってきて合流する道があります。
この林道には作業道と思われる枝線が多くあり、特に山側へ登って行く道が沢山枝分かれしています。
起点から約9kmの所で右側に「林道 桑ノ木立線」が分岐しています。  H
こちら側が終点のようです。 路面が綺麗な舗装路なので走行せずにスルーします。 H
眺めの良い区間。 小雨も止んで青空が見えてきました。 相変わらず道幅は車1台分。
苔むした崖。
起点から約10kmの所にある注意書併用林道表示板。 ほぼ読めません。 I
道幅はこのような感じで狭いですが、所々に待避所が多くあります。
起点から12kmの所にある注意書併用林道表示板。 J
起点から11kmの所にある注意書併用林道表示板。 あれ、さっき12kmじゃなかったっけ?? K
このような待避所が多くあります。 K
「林道 北山本線」でここが一番見晴らしが良い場所! K
先へ進みます。
起点から約14kmの所で左側に「作業道 破風の沢線」が分岐しています。 L
こちら側が終点のようですが、菱形林道表示板の向きが逆になっています。 通常は表示している林道を背にして立っているのですが、ここでは何故か表示している林道の方に向いています。
作業道でもここは綺麗に舗装されているため、走行はしないでスルーします。
正面の山全体が紅葉しています。
起点から14kmの所にある注意書併用林道表示板。 M
このような感じの道が続きます。
起点から約16kmの所で作業道らしき道が分岐しています。 N
一瞬、どちらが本線か迷いそうになりますが、右側が本線です。
カビが生えた山??
先に何か見えます??
交差点です。 路面が綺麗で白線も引いてあるので大きな道との交差点かと思いましたが、交差する道はこちらよりも細い道でした。 左側には起点から16kmの注意書併用林道表示板が立っています。 O
先へ進みます。 この辺は結構な下り坂が続きます。そろそろ終点も近いハズ。
林道開設事業の石柱林道表示(昭和60年度)があります。
お城でもあったのでしょうか? 「峰城址入口」と彫られた石柱が立っています。 P
石柱から少し離れた所に人が歩くような道がありますが、これが入口なのかは定かではありません。
左側に道が2本分岐していますが、スルーします。
また道が分岐しています。 付近に林道表示板当は見当たらないので、これも作業道だと思われます。 Q
この辺の山には高圧線が通っているため、その鉄塔等の点検やメンテナンス用の作業道だと思われます。
また見つけました。
林道開設事業の石柱林道表示(昭和60年度)。
そろそろ終点に近づいてきました。 上空には高圧線が・・・
急な下り坂が続きます。
「林道 北山本線」の終点が見えました。 R
「県道36号」に突き当たって終了となります。 R
すぐ左の道に進むと「旧県道36号」で、「赤根峠」を経由して「国道17号」へ、右奥にある道を進むと「県道36号」で「赤根トンネル」を抜けて「国道17号」へ続いています。 ここは当然手前の「旧県道36号」へ進みます。
「林道 北山本線」の終点に立っている注意書併用林道表示板と菱形林道表示板。双方とも大分くたびれている感じ。 R
舗装された林道でも全長が19.6kmあるとなかなか走り応えのある林道でした。
起点から終点まで道幅が狭く対向車が来ると苦労する所でしたが、幸いにも一度も対向車に出会うことはありませんでした。  全区間に渡って山側には側溝があるので、対向車とすれ違いする場合や停車する場合はタイヤを落とさないように要注意!

次は 「林道 金比羅線」 《林道空間No.:257》 へ向かいます。
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